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「メイド・イン・モンゴリア」ブランド、シリーズ V  世界が評価した民族衣装デール


2017-08-01 10:24:32
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 イギリス出身のファッション雑誌編集者。1988年から、アメリカ版『ヴォーグ』の編集長を務め、映画化された小説『プラダを着た悪魔』に登場する鬼編集長のモデルとなったアナ・ウィンターがグラマー誌主催のウーマン・オブ・ザ・イヤー・アワードに参加する際にモンゴルの民族衣装デールを着て現れ、話題となった。マス・メディアはデールを着た“悪魔”についてファッション界に新たな衣装でセンセーショナルを巻き起こしたと報じた。現在、モンゴル民族衣装デールを作成し、ユネスコやその他の国際イベントで、モンゴル・デール(民族衣装)の由来や発展を見せるファッション・ショーなどを開催し、宣伝している「モンゴル・コスチュームズ」センターは国内外の注文を受け、高品質のデール作りを心がけてきた。
 センターの第1回ショーは「モンゴル帝国」 建国800周年記念として開催された全国ナーダム祭で、中央スタジアムにデールを着たモデルたちが入り、会場を沸かせた。その後、民族衣装に魅力された市民が中央広場で参加者や来賓を対象に民族衣装デールを着るデールテイ・モンゴル(デールを着たモンゴル)イベントを行い、イベントに約1万人が参加し、2千人あまりの観光客が見学したという調査記録が残っている。
 この時から国民や国内外の観光者の中で民族衣装のデールはモンゴル・ブランドとして認識され、「モンゴル・コスチュームズ」センターは消費者の心を掴んだ様々なデール作りにこだわって来た。2003年、アパート地下に2台のミシンで営業を始めた「モンゴル・コスチュームズ」センターのB.ソブド所長は長年の努力の結果、「モンゴル・コスチュームズ」衣料品工場、研究センター、ファッション・ショー会場、展覧会などに営業を広めている。研究活動についてソブド所長は「うちの会社は創立以来、モンゴル・デールや民族衣装の研
究を新段階に進め、研究事業を整理し、学会や若手研究者の研究や冊子を発行するなどの事業を積極的に行ってきました」と語った。
 さらに、ソブドさんは「一時期、遊牧民の文化文明は粗野だと見られていましたが、現在は肯定的に受け入れられています。遊牧民の文化は自然環境や地球と関係が深く、人々はエコロジーに優しい文化として受け入れています。祖先から受け継がれたデールは歴史的な発展を遂げています。何百年もの間、民族的な一般様式を保ち、受け継がれて来ました。これは、モンゴル人の習慣や生活環境と様式と深く結びついた伝統を残しています」と語り、「現在、デールは宣伝不足に直面しており、それは歴史をあまり知らないこともあります。しかし、最近は比較的改善されました。モンゴル国内で発見された考古学の出土品が明らかになってからです。「モンゴル・コスチュームズ」センターはモンゴルをデールで世界にアピールすることを目標に努力しています。民族衣装を宣伝し、研究を行ない、発展させる事業に取り組めて、幸せです」と述べた。



 センターは歴代の大統領夫人の民族衣装を作り、海外訪問においてそのデールを着てもらい、民族衣装を宣伝しているという。また、夫人たちはモンゴル主催の国際イベントに招かれたゲストたちの夫人にモンゴル
の民族衣装デールについて書かれたカタログをプレゼントとして贈っている。
 「モンゴル・コスチュームズ」センターのデール・ブランドは国内だけでなく、アジア、欧州からも注文を受け、消費者数は日々伸びている。若者たちにとっては国家祭りだけに着るデールだが、最近ではあらゆるイベントで着ることも多く、これについてソブドさんは「グローバル化した現在、自国の文化と歴史を残し、また今の若者たちの愛国心が復活しているのは喜ばしいことです。モンゴル人はナーダムと旧正月にデールを
着ていましたが、現在は結婚式や卒業式などの行事の時にも着ています。しかし、伝統様式を守り、そのままのデザインで着ることが重要です」と語った。
 センターは匈奴時代をはじめ、近代まで150種類のデールを保存・展示しており、考古学や出土品からデール研究を行い、同じように作っているという。
 センターは国際的にも評価されており、これまで、欧州諸国、アメリカ、日本、台湾、韓国、インドネシア各国でイベントを開催したほか、展覧会、ファッション・ショーなどにも参加し、モンゴル民族衣装デールの魅力とその素晴らしいさをPRしてきた。