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オヴス・フーズ チャッツァルガナ、 古き時代からモンゴル人の生活に定着してきた薬用果実


2017-09-27 14:37:24
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種子油は淡い黄色で透明感があるのに対し、果実油は濃いオレンジ色で独特の匂いがある。そんなチャッツァルガナから、主にクリームや果汁ジュースがつくられる。オヴス県にはモンゴル国内のチャッツァルガナの約40%が分布しており、古くからこれを日チャッツァルガナの栽培を始め、「オラーンゴム」「チャドマニ」「テス」といった品種を開発した。チャッツァルガナ産業は社会主義時代に特に発達し、国内外の市場に進出していた。市場経済に移行したときに一旦は落ち込んだが、2010年に政府がチャッツァルガナ計画を実行したことで活気が戻った。オヴス・フーズは75年続いた歴史の中で、「オヴス・チャッツァルガナ」ブランドを設立したことで、モンゴルの名を世界に知らしめた。今やモンゴルに同社の名を知らない人はいない。スイスのある研究所がオヴス・チャッツァルガナの2品種から抽出した油分を調べたところ、モンゴル以外で栽培されたものよりも、健康に特別良いとされるパルミチン酸を2.5倍多く含んでいることがわかった。これはオリーブ油よりも40%高い。この研究結果を受けて現在、EUの地理的表示に登録申請中である。1942年に「食物栄養工場」という名前で出発したのが、オヴス・フーズの前身だ。それ以来継続して生産を続け、1992年に国有企業となったが'97年に株式の51%を民営化、翌年に経営改革をし、社名も「オヴス・フーズ」と改めて出発した。主力商品は100%オーガニックジュース、チャッツァルガンクリームだ。オヴス・フーズは、2 0 0 7 年~10年にモンゴル政府、モンゴル商業産業課から国内トップ企業100選に選ばれ、また同じ期間に地域や国内の各種展示販売会でグランプリや各賞に輝いた経歴もある。ヨーロッパの国際試食コンテストでは「モリトィ・チンギス」 (馬に乗ったチンギス)ブランドで金メダルを獲得した。同社の受賞した賞の数々は会社や幹部の功績ではなく、情熱を持った社員たちの心が成したものだと、L.ムンフナラン代表取締役とE.バータルサン専務の二人は何度も強調する。工場でも、畑でも、「本物の自然由来のナチュラル製品」というテーマ一筋にやってきた。モンゴルの名産品が宣伝によらず、品質の良さで知れ渡る日はそう遠くない。