ホブド県(県の紹介シリーズ 11)

特集
naranchimeg@montsame.mn
2018-08-17 09:45:19
 ホブド県はモンゴルの西部に位置し、面積は7万6060平方㌔。県庁所在地はホブド市。人口はおよそ8万6000人であり、その27%がハルハ族、25%がザフチン族、11%がカザフ族。モンゴルの地元産のスイカ、シーバソーンが知られている。ホブド県は旧石器時代の壁画や万年雪の山々、そして美しい自然が有名で、その一部を紹介する。
 
ツァンバガラブ山

 ホブド県のエルデネブレン郡、バヤンウルギー県のアルタンツグツ郡、バヤンノール郡の境界に位置するツァンバガラブ山は万年雪の山だ。標高4208㍍。この山には、絶滅危惧種がおり、珍しい果物の種類が多くある。この山から流出する各川はホブド川に流入する。2000年には、国会決定によりツァンバガラブ山の1万2000平方㌔を国家特別保護地区に指定されている。
 
ハラ・オス湖(黒い水湖)

 同県のマンハン郡、ボヤント郡、ミャンガド郡、ドゥルゲン郡、チャンダマニ郡の境界に位置するハラ・オス湖は面積1153平方㌔。モンゴルの最大湖の3位に並ぶ湖。周囲72㌔、面積26㌔。1997年には、国会決定により「天然資源」として国家特別保護地区に指定されている。ハラ・オス湖の流域に、54の鳥類、268種類の鳥、455の草類、4つの汽水・淡水魚類淡水魚類、6つの爬虫類、131の昆虫類が生息する。この湖には、約10の大小の島々がある。このうち最大のは、面積が400平方キロ、標高30㌔のアグシャブ島だ。


 
 


ムンフハイルハン山

 ムンフハイルハン山は万年雪の山。同県のムンフハイルハン郡、バヤンウルギー県のボルガン郡の境界に200㌔の地に位置するこの山はモンゴルの最高の山の3位にあたる。標高4096㍍。ボルガン川、ツェンヘル川、ウイェンチ川、ボドンチ川がこの山から流出している。2006年、国会決定により国家特別保護地区に指定された。
 



バヤンズルフ鹿石

 同県のムスト郡より50㌔にあるバヤンズルフ鹿石はモンゴル西部の最大の石碑。約30の大小の古墓、洞窟壁画、古塚などの歴史的な遺産がある。鹿の表情は美しく、5角形、小さいナイフなどの武器もある。
 







ホイド・ツェンヘリーン・アゴイ(ホイド青い洞窟)


 
 ホブド県のマンハン郡の西部にあるツェンヘリーン・アゴイは石器時代に属する。標高1571㍍。1951年、O.ナヌナンドルジ学者がこの洞窟で描かれた壁画を研究した。壁画には、羚羊、牡牛、蛇、鳥、駝鳥、象などの動物が描かれている。調査の結果、4万年前、モンゴルはアフリカのような湿気の多い熱帯性の気候だったと言われる。1996年、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産に登録された。
 


アルタン・フヒー山

 アルタン・フヒー山はホブド県のミャンガド郡、オブス県のウムネゴビ郡、ウルギー郡の境界に位置する。面積は6万000平方キロ。この山の山頂はウンドゥル・フヒー山(高さ3350㍍)。ツァガーン・トルゴイ炭鉱、ハルザン・ブルゲドテイ希土類鉱床などの鉱床で有名な地。1761年以来、神聖な場所として地元の人々に崇拝されており、2005年3月30日には、大統領決定により「天然資源」として国家特別保護地区に指定されている。
 






ハロール・オボウ(ハロール山)

 ホブド県のボルガン郡より南東にあり、ジャルガラン山の山頂である華麗な石碑をハロール・オボーという。ハロール・オボウは17~18世紀に属する少数の石碑の一つ。黒グレーの粘板岩を並べてこの石碑を作った。高さは10㍍、半径は7㍍。ハロールとは守衛という意味がある。地元民は、県境を守る、遠くからの脅威を監視し、火事、煙、その他の音などで信号を防ぐために建設したと言われる。