ハイライト

本社主催の第21回「モンゴル縦文字競書大会」開催


2018-01-12 12:57:20
画像
 8日、国営モンツァメ通信社発行の「フムーン・ビチグ」縦文字週刊紙が主催するモンゴル国唯一の縦文字競書大会の成績発表セレモニーが絵画ギャラリーで開催され、入賞者へ賞状と賞品が贈られた。
 

 開会式で、同週刊紙のB.エルベグザヤ編集担当者が「偉 大なるチンギス・ハーン時代 に由来するモンゴル固有の文字の次世代への伝達を目的と する本大会に全国21県、首都ウランバートル9区から1000 人余りが出品し、前年より参 加者がずっと増えている。例えば、『義務教育学校のクラスメート部門』で全国100校 のクラスメート全員が参加している。これらのクラス全員 がモンゴル縦文字の書道に励んだということになる。これはモンゴル縦文字の普及に大 きく寄与している」と挨拶した。今年、モンゴル縦文字競書大会は「義務教育学校のクラスメート」、「12年生の生 徒」、「書道以外の作品」、「専門の教員」、「1~11年生の生徒」、「書道」、「成人」という7部門で作品を募 集した。義務教育学校のクラスメート部門でバヤンホンゴ ル県バヤンツァガーン郡のエ ルドミン・オンドラー学校の 12年生の生徒らが最優勝賞に 輝いた。 12年生の生徒部門でドンドゴビ県サインツァガー ン郡の第3学校の生徒のE.チョイジオドセルさん、バヤン ホンゴル県バヤンツァガーン郡のD.ソドノムダシさんと Kh.トゥブシントゥルフール さん、ウランバートルのバヤ ンゴル区のエルドミン・オン ドラー総合学校のP.トンガラ グタミルさんらが優勝し、モンゴル国立大学とモンゴル教育大学の4年間奨学金で勉強する招待状が贈られた。


 書道以外の作品部門でセレンゲ県フトゥル郡の教員のJ.ゲレルマーさん「 モンゴルゲル」作品で優 勝し、表彰状と賞品が贈られた。
 専門の教員部門でフブスグル県のティテム学校の 教員O.トンガラグさん、1 ~11年生部門で、モンゴル音楽学校の8年生のA.サル ナイさん、書道部門でウラ ンバートルのシャビ学校の 教員P.バトボロルさん、成 人部門でガンダンテグチレン寺院の仏教大学の4年生 のN.バルジンニャムさんが それぞれ優勝した。
 1~11年生の生徒部門で優勝したサルナイさんは「 先生たちのモンゴル縦文字で書いた作品を見て、ずっとこのようにきれいに書き たいと頑張っていました。 それでなるべく筆で書くようにしていました。今日、 最優勝に輝いてとても嬉しいです。国語とはその国の存在の証なので、若者たち もモンゴル縦文字を学ぶよ う呼びかけたいです」と感想を話した。
 成人部門優勝者のバルジンニャムさんは「一日少なくとも3時間ぐらいは筆で 書くようにしています。7 ~8時間書くときもありま す。書道とは一生学ぶ芸術です。書道はある意味で瞑想とも言えます」と語っ た。本大会の90点の作品でモンゴル絵画ギャラリーで 展示会が今月13日までに開催される。


 モンゴルの縦文字は、民 族・共同体を表現する役割と生活文化の伝統の独特な証として、ユネスコ無形文化遺産に登録されている。 縦文字が約6~7世紀ごろ に ウイグル語から派生し たというのが一般学説である。母音7つと 子音26つを 発音に応じて組み合わせる ため、非常に便利である。 かつて繁栄したモンゴル帝国の至る所で公用語として活用された縦文字だが、旧社会の遺産だとして社会主義時代は禁止されていた。 新モンゴル文字(キリル文 字)の導入によって、縦文字の公用語はほぼなくなった。1985年から教育基本方針では縦文字習得を7年生からとしたため、一時的に出版や発行のブームを巻き起こした。
 80年代末期から、国民による縦文字復活運動が起こり、90年代の初め頃から義務教育カリキュラムに導入されたほどモンゴル人の同文字に対する意識が変わった。今は縦文字の普及化を図るため公務員試験などにも導入されており、2025年から公用文字として法化される。