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家庭用塗料の7割に、鉛含有


2018-03-07 10:29:12
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 モンゴルのゾリグ基金と国際POPs廃絶ネットワークIPENと協力し、モンゴルで多く使用されている家庭用塗料の鉛の含有量測定調査を実施した。
 先進国では家庭や学校、児童用施設の内外装に使用される塗料における鉛の含有量を管理する法規が1970~1980年代から執行されている。
 しかし、モンゴルでは家庭用及び内外装用塗料の鉛含有量を規制した法規はまだない。関係の専門機関が注目し、鉛含有量が多い塗料の輸入禁止が必要だという。
 調査結果は下記の通りである。
中国製塗料の鉛の含有量が最も多い
 
 調査では2017年2~3月にウランバートル市内にあるゾーン・アイル建材販売センターから56個(22製造業者の25種類)の塗料を購入した。主に白、赤、オレンジ色を選択し、住宅用の塗料を検査した。
 調査によると、56個の39個(70%)には鉛が含有されていた。つまり国際安全基準となる90ppm より高かった。このうち、11個の鉛含有量が10000ppm より高かったので、非常に有害と見られる。71000ppm といった含有量が最も高い塗料は中国製のラッカー塗料だった。56個の1個のみのラベルに鉛含有量が記載されていた。大半にはシンナー、顔料、ロジンなどの情報が記載されていた。

黄、オレンジ、赤色塗料の鉛含有量が高い

 色で取り分けると、34個の濃色塗料の28個が90ppm より高かった。このうちの11個は10000pm より高く、非常の有害なレベルだった。
 調査には1 5 個の黄色、1 4 個の赤色、3個のオレンジ色、2個の青色塗料を対象にした。黄・オレンジ・赤色の鉛含有量が最も高かった。
 調査結果によると、モンゴルでは鉛含有量が高い塗料が販売されていることが分かった。モンゴルでは塗料製造業が不足している。現在、市場に販売されている塗料の大半はロシアと中国製である。そこで、IPENが勧告書を作成した。これにはモンゴル政府が、90ppm より高い塗料の輸入と販売、使用の禁止規則を迅速に可決する必要がある。専門機関が輸入塗料の成分を正当に記載することを要請する必要がある。保健機関と他の関係機関が鉛の有害を国民に宣伝し、防止対策を取る必要がある。購入者と販売者が鉛のある塗料を使用しないことを目指す必要がある。