元横綱・日馬富士、断髪式を前に絵画展を開催
カルチャー 大相撲の元横綱・日馬富士関が両国国技館で迎える断髪式(9月30日)の前に、東京・
銀座の日動画廊で自身2度目の絵展を開催した。絵展は19日と20日に開催され、モンゴルで新たに開校した幼稚園から高校までの
「新モンゴル日馬富士学園」一貫校の創立を記念したものという。
新たに開校した学園について元日馬富士関は、「相撲や柔道などスポーツを通じ、勝つ喜びや思いやる心、耐え忍ぶ力を教えたい」と話す。日馬富士は、日本の育成、礼儀、マナーに感銘を受けた。「教育を通じて両国に恩返しがしたい」と思い、学校を設立したという。学園は生徒740人、教師・
スタッフ20人の規模で、両国の懸け橋となる人材育成に力を注ぐ。
絵展では元横綱日馬富士が現役時代から書きためてきた作品を20点以上展示した。
中で日馬富士自身も評する作品は「横綱」
という連作であり、「身体の心の色」を投
影したとコメント。この作品を贈るとした
ら相手は誰かという記者の質問に「稀勢の
里関にあげたいですね」と答え、「ずっと
ライバルとして稽古してきた仲間」と称賛
し、更なる活躍を願った。