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フレルスフ首相、国会本会議で水事情に関する姿勢方針演説


2018-05-11 10:04:03
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 フレルスフ首相は「年間降水量は6億830万m³で、水の利用は5億m³に及び、生活上の利用は7980万m³、農業セクターの利用は2億6470万m³、鉱業セクターは8110万m³、工業及び建設セクターは890万m³、各火力発電所は4470万m³の水をそれぞれ利用している」と水資源と利用状況について説明。「世界の平均水使用量は100~105㍑だが、モンゴルは、世界平均の2倍に当たる160~200㍑を使用。ただし、ゲル地区の世帯当たりの1日平均使用量はわずか8~10㍑に過ぎない」と発言した。
 「行政は、今後、人口増加及び工業振興などを含め、発展に伴う水の使用量増加ということを視野に入れて利水の体系的・総合的な整備の制度を図ろうとしている」と首相は語り、「水は憲法第16条で定められた国民の生活権保証において重要な要素である」と人権問題に言及し、「モンゴルは『持続可能な発展目標2020』で人口の8割に対する安全な水提供を目標にしている」と発言した。さらに、2015年度統計に触れ、「人口の65%が安全な水へのアクセスをしている」とし、約100万人が安全な水を使用していないことを述べ、今後の成長に合わせて表面水の確保が必ず必要になると、考えを改めて表明した。演説後、質疑応答が行われ、J.バトザンダン議員(野党・民主党)は「21世紀の人々は水の大事さを改めて認識し、水も金のような値打ちが出ている」と述べ、「シンガポールはマレーシアから飲料水を購入し、中国もロシアからの飲料水購入を検討している」と例を挙げた。
 「過去10年間、およそ1500カ所の河川が消滅したと、統計がある。今後10年間でウランバートル市も深刻な水不足に直面するという研究報告もある」と深刻さを指摘し、「水不足に対する一つの解決策は水の再利用だ。問題は下水処理能力と施設の建設で、行政にとっても大きな負担だ。このセクターに対する国内事業者の参入可能性を聞きたい」と水再生事業に対する民間の参入に関する行政の立場を求めた。