ラントーン・ドヒオ(槌の信号)は 明るい社会に向かって

社会
41@montsame.mn
2017-12-22 09:16:59
 子どものために「はい」と嘘をつかず、彼らのために成し遂げている全てがみんなに分かりやすく、正義と反暴力に対して声を合わせ、モンゴルの多くの子どもに愛情を捧げている若者たちこそ、「ラントーン・ドヒオ」NGOのスタッフ一同である。このNGOは社会に向けて活躍するほか、家庭内暴力に対してキャンペーンを起こし、他の若者らもこの運動に幅広い範囲で参加している。
 
 ラントーン・ドヒオ設立のきっかけ
 
 子どもの人身売買罪や家庭内暴力はモンゴルだけではなく、世界中で問題となっている。この時期に我々ができるものは何か、我々は闘えるか、明るく健全な社会のために若者の我らが勇気を出して行動する時期が来たのでは、などなど多くの問いが生まれている。
 これを語るだけでなく、自分の行動で応えることを重視したCh.ガンジャブハランさんが 「ラントーン・ドヒオ」NGOを立ち上げ、人権侵害されている様々な人々へ国民の目を向け始めた。「ラントーン・ドヒオは人身売買被害者の家族からの手紙や電子メールを調査し、同種の犯罪が多く発生していることを知った。情報不足のため、高給取りの仕事や奨学金のある大学などへのニセ案内に惑わされて外国へ売買され、今でも帰って来れない若者の家族と私たちは会った。これを槌で打ち壊すため、スタッフ全員が力を合わせた」と同NGOのTs.ツェレンジャブ理事が話した。
 
健全な社会に向けた実施プロジェクト

 
「ラントーン・フー」プロジェクト

 ラントーン・ドヒオNGO主催の「反人身売買全国運動」の際、B.オーガンツェツェグさん (現プロジェクトリーダー)がスタッフへのサポートのため加入した。その後も新たなプロジェクトを創案し「ラントー ン・フー(槌持ちの子)」キャラクターを創り出した。彼女は「子どものために『はい』と 嘘を言うのをやめよう。実際に歩み出し、結果を出すのが重要 だ。その結果が明るい社会を生み出す。将来を担う有望な若い世代を育成し、彼らの教育を心がけ、社会の悪から守るのがこのNGOの役割だ」と活動意義を述べた。この「ラントーン・フ ー」プロジェクトは10年間以上経ってから具体的な結果を出すだろう。モンゴルの国民の英雄となる「ラントーン・フー」を 国民に宣伝し、子どもに子ども の言葉で話し合うためにこの子どものキャラクターを創り、幼い子どもをターゲットにし、人身売買罪から守る知識と情報を簡単な方法で提供するのが目的だという。このプロジェクトは 2014年9月から実施され始め、現在、子どもの電子メディアの 適切な利用とインターネットの悪影響などを簡単に教える「ラ ントーン・フーの教訓」という 3シリーズコミックを発行している。さらにアプリも無料でダウンロードできるように作っている。

世界は魔法に満ちている



 世界は魔法に満ちている 「魔法の国」というプロジェクトは、ラントーン・ドヒオNGOがこれまでに実施してきたプロジェクトでは最も長期間で最も大きなプロジェクトである。 このプロジェクトは、1回切りの援助ではなく、貧困層で暴力の被害を受けている、またはそのリスクが高い子どもに向けて様々な対策を取り、継続的な活動を目指している。
 そこで、同NGOは子ども保護センター及び教育開発センターという2棟を設立した。センターには一時保護室、デイケア室、保育園、温室、酸素供給室など、多目的なサービスを提供している。この施設の建設にはNGOの30人のスタッフと150人の若いボランティアが力を合わせ、3ヶ月以内で子どもの“魔法の国”を造った。「このプロジェクトの発注者はモンゴルの幼い子ども達で、投資者はモンゴル及び世界各国に在住する“魔法を贈る”姉ちゃんと兄ちゃんだ」とプロジェクトのチームはアピールする。

魔法で溢れるサンタ・カバン




 ラントーン・ドヒオの「魔法のサンタ・カバン2016~2017」プロジェクトでは、サンタ・カバンをシングルマザー達に2カ月にかけて有給で縫ってもらい、9600万トゥグルグに相当する文房具と他の物品を入れた6000個のセットプレゼントを1万人の子どもに配った。これは220人のボランティアの参加と世界13カ国にいるモンゴル人からの支援により実施されたもので、今年も引き続き行なうという。




子どもに優しい隣人

 4年前、ウランバートルのバヤンズルフ区に住む父親が5歳の子どもをナイフで傷付けたという残酷な事件があり、多くの 人からラントーン・ドヒオに子 どものために活動してほしいと いう要請があった。 ラントーン・ドヒオと反暴力国立センターは協力して、この事件の判決が出るまで取り組ん た。さらにこれがきっかけで家庭内暴力と子ども虐待の対策として「子どもに優しい隣人」というキャンペーンを起こし、ゲル集落地を中心に活動している。
 家庭内暴力と子ども虐待の対策として「子どもに優しい隣人」というキャンペーンを起こし、ゲル集落地を中心に活動している。



ラントーン・ドヒオNGOのCh.ガ ンジャブハラン創設者に聞いた。



 
ガンジャブハラン氏: 目を瞑ると浮かんでくる明る い社会のために目を覚ませよ

――ラントーン・ドヒオNGOを設けたきっかとは?
 もちろん、社会に起きている悪いことを見て、心配していました。これはモンゴルだけでなく、先進国でも暴力はあります。ラントーン・ドヒオNGOは2012年に発足したが、2013年に登録証明書を発行してもらい、正式にスタートしました。子どもの人権侵害、家庭内暴力、人身売買などのことをみんなは知っているが、なかなか携わろうとしない。これまでにラントーン・ドヒオは約30件のプロジェクトを実施し、運動を起こしました。変えようという私の 意思と、やさしい人々のサポートでこの機関ができたと思いま す。 

――一人では全てを成し遂げることできません。これには家族のようなチームが必要です。 スタッフをどのように選んでいますか。
 私は彼らを選んでいませんよ。自らサポートしたい人たちです。私たちは協力して成功するのを目的としていません。ただ、人を助けたい、健全な社会を創ることに貢献したいと思っているだけですよ。ラントー ン・ドヒオNGOのメンバーは自分より人を助けることをうれしく思っています。

――ラントーンドヒオNGOの財源は?
 これまでに、どこのプロジェクトや投資もありませんでし た。優しい人々の寄付金とメンバーの会費で成り立っています。他人を助けたいというボランティアらが事業を進めていま す。

――自分を見くびったりする時はありましたか?
 過去には何もせず、本当の自分を見つけていない時を思い出せば、後悔しています。でも、遅くないと思います。自分を見くびる時はなかったが、自慢し た時もありませんでした。ただ、できると自信を持ち、すべ きだと考えています。

――今後の活動をどのように広げるつもりですか?
 つい最近、わがNGOは女性暴力に反対し「目を覚ませ」という キャンペーンを開催しました。目を瞑ると浮かんでくる明るい社会のために目を覚ます必要がありま す。将来、悪いことと闘い、健全な社会のために人々に情報を提供し続け、活動を広げていきたいと 思っています。

 
本社記者:B.アルタンホヤグ



 
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