ザンダンシャタル首相、気象・環境監視庁を視察

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-12-09 15:35:38

(ウランバートル市、2025年12月9日、国営モンツァメ通信社)ゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相は6日、気象・環境監視庁を視察した。


本庁は今年、ハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)を導入した。このHPCは、2011年に設置された旧システムと比べ、計算速度が16倍、プロセッサ数が4倍、ストレージ容量が20倍に増えている。これにより、過去モンゴルは5日先までの天気予報を発表していたが、10日先まで予測可能となり、地理的な解像度も5㌔単位から1.5㌔単位へ向上した。


また、洪水リスクの予測も5日先から10日先まで可能となった。さらに、20年、50年、100年先の気候条件の予測も可能になった。


ザンダンシャタル首相は視察に際し、以下の指示を出した。


・気象・環境監視分野に導入されている高度な機器・ソフトウェアを扱う専門IT職員の技能手当や給与、社会保障を確保するための案を作成し、内閣会議に報告すること。


・人工知能(AI)、衛星データ、レーダー技術を融合し、業務全体により広範に活用するとともに、観測オートステーション網の拡充に必要な財源案を提示すること。また、天気予報をターゲット層に迅速に届ける手段を増やすこと。


・気象・環境監視庁の職員が「国家公共員給与制度」のサービス業の給与段階で給与が決定されている現行の仕組みを改めるための提案をまとめ、内閣に報告すること。この業務はバト・バトバータル自然環境・気候変動大臣に一任した。