ドキュメンタリー映画『塩分採掘の40年』、ベルリン国際映画祭で紹介

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2026-02-04 14:14:47

(ウランバートル市、2026年2月4日、国営モンツァメ通信社)モンゴルのニュースサイト「Ergelt.mn」によるドキュメンタリー映画『塩分採掘の40年』が、2026年ベルリン国際映画祭の関連企画「モンゴル映画紹介プロジェクト」に選出され、最優秀賞を受賞した。

本作は、2026年2月18日に開幕するベルリン国際映画祭の会期中、国際審査員や海外のプロデューサー、映画制作会社に向けて企画をプレゼンテーションする権利を獲得した。制作元のErgelt.mnは、数日前に書籍『最後の遊牧民』の出版記念イベントを開催したばかりである。

『塩分採掘の40年』は、Ergelt.mnのD.チャンツァルドゥラム記者によるルポルタージュを原作とし、B.バドラルマー氏が監督を務める。2025年6月に開催されたカラコルム国際映画祭では第2次選考に進出し、さらにモンゴル映画芸術支援基金の2025年度助成作品にも選ばれている。

舞台は、ウムヌゴビ県ゴルバンテス郡である。ドキュメンタリーは、B.スへー氏、B.ツォグゾルマー氏、D.アルタントヤ氏、Ts.レンチンルンベ氏という4人の高齢者が、地域を流れるドンド川周辺で自然に生成される塩を採取する伝統的な営みを描く。塩が自然環境に与える影響や、周辺地域の住民や家畜の生活を支えてきた役割にも焦点を当てている。

また、砂の移動から塩の採取場を守るために続けられてきた長年の努力や、急速に都市化が進む21世紀においても、辺境の村に人々の暮らしを残そうとする姿を静かに映し出す。

限られた土地と4人の人生を通じて、社会、政治、環境といった現代モンゴルが抱える複合的な課題を、少数の人物の人生を通して掘り下げることのできるテーマである。