モンゴル、製鉄工場建設で国際入札へ
鉱業
(ウランバートル市、2026年2月5日、国営モンツァメ通信社)ゴンゴル・ダムディンニャム産業・鉱物資源大臣はモンゴルが製鉄工場建設に関する国際公開入札を行う準備が整ったと発表した。
首相令2025年第56号および第152号に基づき設置された「製鉄工場建設の投資家・委託業者の選定準備作業部会」は第2回会合を開き、製鉄工場の予備的実現可能性調査を確認するとともに、国際的な戦略的投資家およびパートナーの選定計画を審議・承認した。
「エルデネス生産・技術パーク」社のG.ガンホヤグ生産・技術プロジェクト開発部マネジャーは製鉄工場建設に関する予備的実現可能性調査について説明した。同氏は、2025年末時点でモンゴルが年間100万㌧の鉄鋼製品を輸入しており、2030年までに国内の鉄鋼需要は170万㌧に達する見通しであることを強調した。これを踏まえ、年間100万㌧の生産能力を持つ製鉄コンビナートを建設するとの試算を行っており、工場が稼働すれば国内の鉄鋼需要の60〜70%を賄うことが可能になると見ている。また、鉄筋、鋼球、鋼片などの主要製品を国内工場から供給できる体制が整うと述べた。
プロジェクトの予備的実現可能性調査によると、総投資額8億600万米㌦規模の製鉄コンビナートの建設が計画されている。計画が実現した場合、年間100万㌧の鉄鋼製品を生産する見込みで、その内訳は鉄筋50万㌧、鋼片40万㌧、鋼製ボール10万㌧となる。また、年間85万㌧のコークス用石炭を処理し、60万㌧の冶金用コークスを生産するとともに、発電能力60MWにより一部の電力需要を賄う計画である。

ダムディンニャム大臣は「鉄鋼工場は国内需要だけでなく、輸出を見据えた方針で発展させる必要がある。モンゴルで生産した鉄鋼は欧州市場に10日で輸送できるのに対し、中国で生産された鉄鋼は60日かかる。この点が我々の優位性である。高品質の鉄鋼を生産すれば販売リスクも小さく、自動車製造、風力タービン、掘削用特殊鋼分野などへの輸出も可能である」と強調した。