ガルバドラフ理事長への旭日 小綬章授章式が行われる

教育
41@montsame.mn
2017-12-15 10:22:09
 既報の通り、J.ガルバドラフ新モンル学園理事長への旭日小綬章の授章式が6日、在モンゴル日本国大使館で 行われた。
 日本を訪問する際には「ガラ校長」というあだ名で親しまれているというガルバドラフ理事長について、日本国政府は先月3日に同章の授章を発表していて、その後一ヶ月あまり経っての 授章式となった。ガルバドラフ理事長は新モンゴル学園やモンゴル高専の設立をはじめ、モンゴルにおける日本式 教育の普及や両国間の青年交流、文化交流への貢献などが高く評価され、受章に至った。これと同時にS.フレルバ ータル前駐日モンゴル国大使への旭日重光章の授章も発表され、すでに授章式が行われている。式にはTs.ホラン大統領顧問、Ts.ツォグゾルマー教育・文化・科学・スポーツ大臣らが参列した。授章式の冒頭に高岡正人在モンゴル日本国大使が祝辞を述べ、「私がモンゴル大使に就任して一年ほど経 ちました。この期間に多くの方々とお 会いしましたが、中でもガルバドラフ理事長とお会いしたことはとても印象深かったです」と語った。そして「ガルバドラフ理事長は日本式教育をモンゴルに導入するにおいて貴重な貢献をされました。
 それがどれほどの成功をもたらしたかは、皆さんがご存知のとおりです。 お会いしたときに、新モンゴル学園の卒業生が1万人になればモンゴルの社会が変わるとおっしゃったのが印象的です。いつかそれが現実になると信じています」と、ガルバドラフ理事長の人柄について述べながら、勲章を手渡した。授章式の際、ガルバドラフ理事長はモンゴルに日本式教育を取り入れた過程やその思い出を語った。1995年に日本政府奨学金で山形大学に留学していたときに日本の教育システムをモンゴルに導入することを思いつき、2000年10月5日に新モンゴル高校を設立。このとき、家族や子どもたち、同級生、日本の友人らによる支えがあったことを、ガルバドラフ理事長は強調した。同校の卒業生ら372人が今も日本の大学で学んでいるという。 一つの学校からこれほどの数の卒業生が日本留学しているケースはほかにないといい、「新モンゴル学園は日本と モンゴルの“生きた架け橋”になれ た」と語った。