モンゴル軍、戦勝記念式典に出席
政治
(ウランバートル市、2025年5月10日、国営モンツァメ通信社)5月9日、ロシアのモスクワ市にある赤の広場で、第二次世界大戦勝利80周年記念の軍事パレードが、ウランバートル市の時間帯で15時に行われた。
ロシアの国防省によると軍事パレードに、ロシアの軍人約1万1000人と、モンゴル、中国、アゼルバイジャン、ベラルーシ、タジキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン、キルギス、エジプト、ウズベキスタン、ベトナム、ラオス、ミャンマーの13ヵ国から1500人以上の軍人が参加した。また、この軍事パレードには29か国の要人が出席した。
この記念の軍事パレードに、モンゴル国軍部隊が参加したことを言及すべきである。具体的には、モンゴル国軍の兵士たちは4月25日にロシアに到着し、国防省管轄の「ズヴェニゴロドスキー」軍用保養施設に、カザフスタン、タジキスタン、トルクメニスタンの軍部隊と共に滞在し、訓練を行った。
©フォトホスト・エージェンシー ロシア通信(РИА Новости)
モンゴル国軍第032部隊の司令官であるE.ビレグサイハン中佐の指揮の下で行進した。
モンゴル国大統領は、1995年、2005年、2010年、2015年に同記念式典に出席し、ロシア軍創設70周年および75周年の記念パレードにも参加した。
5月9日、フレルスフ大統領は、プーチン・ロシア大統領の招請を受けて、第二次世界大戦勝利80周年記念行事に参加する際、他国の元首や高官らと共にアレクサンドロフ庭園にある「無名戦士の墓」へ献花した。
5月8日、モンゴル国大統領兼国軍最高司令官が「勝利に向かって進む馬たち」記念碑に献花する式典に、モンゴルの25人構成の部隊がロシアの儀仗隊と共に参加した。この際、フレルスフ・モンゴル国大統領兼国軍最高司令官とS.ビャンバツォグト国防大臣は、兵士たちに対し、軍事パレードで成功を収め、モンゴル軍人の威厳と勇ましさを堂々と見せるよう訓示した。
同パレードで行進する兵士たちは、モンゴル国軍第032部隊の司令官であるE.ビレグサイハン中佐の指揮の下で行進し、モンゴル軍の威厳と力強さを見せる。部隊には将校28人、下士官50人、契約兵2人が含まれています。うち、式典行進に75名の兵士が参加し、準備と運営を担当する指揮グループが5名で構成されている。
戦勝80周年記念式典行事の取材拠点となった国際メディアセンターから、各国の主要テレビ局や報道機関が軍のパレードの様子を中継した。
国際メディアセンターは、2500人以上の認定ジャーナリストを同時に受け入れることが可能であり、モスクワ時間の5月8日午前6時に開館し、5月10日まで稼働する。同センターには、多くの外国メディア関係者が集まっており、一部の西側諸国からの報道機関の代表者も姿を見せている。
同記念式典に、第二次世界大戦中にモンゴル国民の支援物資を前線へ届けた「フロント」S.ツェグミド氏と、ハルハ河戦争(ノモンハン事件)で看護師として従軍したベテラン兵士のTs.チメドツェレン氏が参加しており、その存在が特筆される。
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