シベリア杉の実採取、今年は豊作
社会
モンゴルのウランバートル市、アルハンガイ、バヤンウルギー、ボルガン、トゥブ、ザブハン、ヘンテイー、オブス、セレン
ゲ、ウブルハンガイ、フブスグルなどの各県の、61万2900ヘクタールの緑地帯がシベ
リア杉林に覆われる。全国における森林の
5.2%はシベリア杉林で占める。シベリア杉の樹冠は円錐形で成熟した杉の高さは30~40㍍。樹齢400年のものまである。シベリア杉の実の30%だけを採取するのが適切で、40%をこのまま自然に残すと通常通り再生できる。残りの30%は野生動物の食べ物とな
る。モンゴルでは生産用のシベリア杉の実採取する法的期間は毎年9月10日~3月10日。自然・環境・観光相の第577号令により、今年、アルハンガイ、フブスグル、トゥブ、ヘンテイー、ボルガン、ザブハン、ウブルハンガ
イ、セレンゲという8県25郡で生産用のシベリア杉の実を採取することが可能。わが国には
生産用の杉の実を採取する特定許可を持つ40
の民間企業がある。これらの県には1200の森林組合があり、この組合のメンバーらもシベ
リア杉の実を採取出来る。また、8県とバヤンウルギー県、オブス県の38郡、ウランバートル市の緑地帯では販売用の実を採取することが可能である。販売用の実を採取する人々は25㌔の実の1㌔ごとに500
トゥグルぐ、計1万2500
トゥグルグを採取料金として支払う。シベリア杉の実は2~4年ごとに豊かに実る。2015年と2017年はこのような実が豊かな年だったた
め、年間平均6400㌧の
実を採取出来た。今年もこれくらいの実を採取することが可能とされ、県・郡議会はシベ
リア杉林資源を配慮し、採取量を定める。採取した家庭
用の実の転売は禁止。シベリア杉の実の輸出は可能。
しかし、これに関する詳細情報はない。