オユンエルデネ首相歴代首相らと懇談、政策評議会を設置
政治
11月2日、ロブサンナムスライ・オユンエルデネ首相がモンゴルの歴代首相と懇談会を開き、元首相が政策評議会を立ち上げる意向を表明した。
懇談会には、ナンバル・エンフバヤル氏、ツァヒア・エルベグドルジ氏、シャラブ・ゴンガードルジ氏(1990年)、メンドサイハン・エンフサイハン氏、ミエーゴンボ・エンフボルド氏、サンジ・バヤル氏、スフバートル・バトボルド氏、ノロブ・アルタンホヤグ氏、ジャルガルトルガ・エルデネバト氏らが出席。一方、リンチンニャム・アマルジャルガル氏とドゥマー・ソドノム氏は個人事情により、オフナー・フレルスフ大統領は海外出張で欠席した。
冒頭、オユンエルデネ首相は、コロナ災いの中の社会・経済的状況について説明し、パンデミックの中の健康維持、景気回復の加速化、成長抑制要因の排他に関する取り組みを紹介した。元首相らはオユトルゴイ問題やインフレ等を取り上げながら、時事問題、かつての問題とその解決策、得た教訓などについて話しあった。また、同氏らは「パンデミックが続き、経済困難に直面する中で、国民の団結と安定は重要である」とし、民間への支援と政策決定へのコミットメントを増やす重要性を確認した。
元首相らは、行政政策の一貫性と継続性の維持、長期開発に関する行政施策への社会・経済的研究成果を踏まえての専門的な提言を目的の政策評議会を立ち上げる意向を表明し、会長にオユンエルデネ首相、副会長にエルデネバト元首相を指名するとした。同協議枠組みを通じて、国の社会・経済的課題について意見交換と情報共有を図るという。