ボグド銀行 国内初IPOを実施
経済
ボグド銀行は317億トゥグルグの評 価額での上場に向けてIPOに踏み切った。国内商業銀行としては、初のIPO となる。IPOのブックビルディングは12月1日~7日の間で行われる予定だ。金融規制委員会は11月10日の会合で、ボグド銀行のIPOを登録しており、発行体数は総株式の2割程度だ。同行によると、発行体数の7割はボグド銀行とそのアンダーライターのエム・アイ・シーシー証券会社が承認した戦略的な機関投資家に売り出される。公募価格は1口2540トゥグルグで、1250万株は公開される。
ボグド銀行は2014年に設立。20年の純利益は2倍の56億トゥグルグで、21年に110億トゥグルグになる見込みである。また、同社の不良債権残高は貸付残高に対してわずか3.6%で、銀行システムの平均不良債権に対して3分の1に留まる。ボグド銀行の自己資産対総資産の比率は46.2%で、リスク管理能力が高い。また、モンゴル銀行が求める払戻比率が25%であるに対して、ボグド銀行の場合は30%である。同行は、調達資金4割を設備投資に充 てるほか、残り分は商品開発とサービス拡充、セールス強化に使途される計画だ。