ビッグデータと人工知能の国家戦略を紹介
経済
(ウランバートル市、2025年5月22日、国営モンツァメ通信社)デジタル開発・イノベーション・通信省は、「ビッグデータと人工知能(AI)の国家戦略」に関する初回の協議を開催し、業界の専門家や学者、大学および科学機関の代表者から見解を聴いた。
ツェンド・バータルフー・デジタル開発・イノベーション・通信大臣は、「モンゴルは、開発指標で世界の90位から110位にランクされている一方、電子政府の発展指数で46位に位置しており、比較的良好な成績を収めている。この成果を維持し、戦略を着実に実行することで、モンゴルは中央アジアにおけるデジタル経済の「宝庫」となる可能性がある。また、ビッグデータとAIの戦略を策定するにあたっては、他国の事例も調査した。しかし、どれほど優れた経験であっても、モンゴルの実情に適応しなければ実行にはつながらない。そのため、国の特徴を明確にし、それを政策文書に的確に反映させるよう努めた」と強調した。
ビッグデータと人工知能の国家戦略に盛り込まれた主なポイントは、AIエコシステムの発展によるデジタル経済への移行の加速、ビッグデータを活用した「知識の家」の構築、AIを通じた社会・経済の生産性向上、AIインフラ市場における競争力の確保とデジタルデータのハブ化、さらに、倫理的かつ責任あるAIの育成とデジタルバランスの維持である。