政党法の改正案を上程

政治
b.undrakh@montsame.gov.mn
2023-04-22 17:03:42

414日、オフナー・フレルスフ大統領考案の政党法の改正案をヤンゴグ・ソドバータル大統領府長官はゴンボジャブ・ザンダンシャタル国会議長に上程した。


 改正案は746条から構成され、政党は国の政策を担う一機関であると責任を定め、資金調達、平等体制と党内民主強化などの特徴的条項を含めた。政党法改正案に伴い、政党法遵守法、行政事件の司法審査法、財務会計透明化法の改正、裁判法、法人の国家登録法、国家印紙税法、中央選挙機関法の改正、と現行政党法の廃止及びその他関連法案が作成。同改正案に対し、フレルスフ大統領は、国の長期政策に調和させ、包括的に進めることを原則としていると、ソドバータル大統領府長官が伝えた。

 



 政党法の改正案が承認されることにより:

  • 政党の法的環境が充実化され、社会に対する役割が増加
  • 政党は少数・多数派の代表に留まらず、公益を求める社会階層の代表
  • 政党の社会的責任が高まり、国民の政党信頼が深化され、参画が増加
  • 政党における資金調達や支出収支などの財政会計の透明化により、公平な政党競争環境が構築され、汚職削減に貢献




 大統領の202127年の政策に掲げた「政党改革の促進、政党の倫理改善、資金調達の透明化を実現する政党及び政党資金法を考案する」行動計画を実施するため、202216日付大統領令により、同改正案の草案作業部会が設置された。作業部会は設置以降、10回以上の公開討論会や会議を重ね、最高裁判所に登録されている35の政党を対象に2回調査を実施した。さらに、2023412日の閣議に、同改正案と付随する法案を審議させ、閣議案を盛り込んだ。


 政党法は、1990年に初めて採択され、2005年に改正されて以降、18年後の改正案となった。