モンゴルと中国の学者が炭鉱廃岩をエコ土壌に加工
社会
ウランバートル市、2024年7月8日、国営モンツァメ通信社)モンゴルと中国の学者は、炭鉱廃岩から土壌を加工し、環境に優しいエコ製品を製造する技術を共同開発している。7月4日、農業大学で両国の学者がエコ製品について発表した。
具体的には、炭鉱の採石場から出る石炭廃棄物を土壌に変える研究プロジェクトが完了し、首都にエネルギーを供給するボゥーロゥルジュート発電所で試験が始まった。
石炭廃岩から加工された土壌は、採掘に自然再生のため再利用できるほか、農業用の肥料、土としても利用可能である。理由は環境的にクリーンな製品であることは、プロジェクトのパートナーである中国のジュジュン・フェング山西大学・准教授が強調した。
同氏は、我が山西省には石炭鉱床が数多くある。廃岩から土壌と肥料を加工する技術は数年間研究、使用されてきた。現在、同技術を生産とともにモンゴル国に移転させ、有用な製品生産に協力していくことを嬉しく思うと述べた。
農業大学のB.バーサンスフ学長兼教授は「これは鉱業分野に基づいた農産物生産のためのエコプロジェクトである。モンゴルの農業大学が海外の大学や団体と実施している27件のイノベーションプロジェクトのうち1件がこのような結果になった」と強調した。同プロジェクトは、廃石炭を加工し土壌を準備する方法で、中国で専門家を育成するという形成で2~3年間続く予定である。
ボゥーロゥルジュート発電所の「ツェツェンス・マイニング・エネルギー」社のD.ダワースレン環境専門家が、自社は褐炭鉱山の露天掘りの炭鉱であるため、石炭廃棄物がたくさん積もれる。現在、モンゴルと中国の学者が大学間の協力の枠内、廃棄物を完全に処理し、土壌、肥料を加工するということを嬉しく思う、と述べた。
同氏は、私たちは石炭廃棄物をただ積み上げるだけではなく、自らがグリーン施設の建設に利用する他、周辺の農業企業へ岩石から加工した肥料を供給する方で協力する有利な環境が整備されている。これは無駄のない、責任ある採掘の一例と言えると表明した。