モウコノウマ地域化プロジェクトが実施
政治
(ウランバートル市、2024年9月12日、国営モンツァメ通信社)ゴンボジャブ・.ザンダンシャタル大統領府長官は、ミロスラフ・ボベック・プラハ市動物園長が率いる代表らと会談した。
会談の際、双方は、モウコノウマの地域化プロジェクトおよび野生動物保護や環境分野における両国の協力拡大について意見を交換した。
ザンダンシャタル長官は、プラハ市動物園が30年間以上にわたりゴビ砂漠大保護区でモウコノウマの地域化プロジェクトを実施し、保護区管理のインフラ強化、人材育成、研究活動を行ったことに感謝の意を表した。
プラハ市動物園は、モウコノウマや乾燥草原のエコシステムに関する地域評価を実施し、全国的に保護が必要な地域を特定するための調査を行っている。また、同地域を特別保護区として指定するための専門的なアドバイスや支持を提供し、革新的な自然保護方法を導入している。さらに、ドルノド県ハルフゴル郡に位置するノムルグ自然保護区でモウコノウマの地域化に向けた準備を進めている。
1998年にプラハ市動物園は、1頭の種馬と2頭の牝馬をゴビ砂漠大保護区で地域化した経験がある。ホスタイ国立公園やホミンタルなどでプロジェクトを実施した結果、モウコノウマの頭数が増加し、現在、モンゴルにおけるモウコノウマの頭数は約1000頭に達している。