第2がん研究センターの建設支持団が設立
政治
(ウランバートル市、2024年12月21日、国営モンツァメ通信社)モンゴル国大統領府は、「がん研究センター2」の建設を決定し、作業団を設立したと報じた。
オフナー・フレルスフ大統領は発令し、「がん研究センター2」の建設を支援する作業団が設立された。 N.フレルバータル大統領上席顧問が団長を務め、B.ジャブハラン財務大臣、T.ムンフサイハン保健大臣、国会議員のJ.チンブレン氏、N.アルタンシャガイ氏、L.ムンフバヤスガラン氏、U.ビャンバスレン内閣官房長官、I.バトフー経済開発省国務長官、N.エルデネフーがん研究センター長、B.ダムディンドルジ医科大学学長がメンバーとして参加した。
がんの予防、診断、治療、そして研究教育を実施するセンターを備え、9万5000平方㍍の敷地を有するがん研究複合施設がソンギノハイルハン区で建設される。同施設の建設に、2025年度予算として38億トゥグルグが計上されている。
フレルバータル大統領上席顧問は「大統領の命令により設立された作業団は、国際基準に適合した現代的なセンターを建設するために支持を行う」と述べた。
ムンフサイハン保健大臣は「病院の建設が完了するまで4~5年かかると予想されている。従って、現在のがん研究センターの拡張とサービス改善が不可欠である。それに必要な資金は、来年度の予算に組み込まれている」と語った。
チンブレン国会議員は「新病院は、モンゴル人が世界最高の技術サービスを受けられるようにする大規模なプロジェクトである。最も投資が必要なのは、放射線治療技術である。国際原子力機関(IAEA)は、同件を解決するための支援を申し出る協定を締結した。J.スチュアート・アダムス米国ユタ州上院議長は、昨年10月にモンゴルを訪問した。同氏は、ユタ州でがん治療の医師を育成する支援提供の意向を示した。契約の最終手続きを進める準備ができている」と強調した。