モンゴル国、SCO加盟国とインフラ事業・人文分野で協力

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-11-19 10:27:53

(ウランバートル市、2025年11月19日、国営モンツァメ通信社)上海協力機構(SCO)の加盟国およびオブザーバー国の政府首脳理事会の拡大会議にゴンボジャブ・ザンダンシャタル首相が出席し、演説を行った。


首相は、アジアとヨーロッパを結ぶ貿易・観光・物流ハブ『トランジットモンゴル』目標の枠組みで、インフラ、都市開発、エネルギー、人道分野においてSCO加盟国との大規模な協力を推進する意向を表明した。


モンゴル国は、気候変動や砂漠化の悪影響を軽減し、水資源を確保することを目的に「10億本の植林」や「食糧供給と安全保障」などの全国運動を提唱し実施している。こうした取り組みの一環として、SCO加盟国との各分野における協力をさらに拡大・推進させていく意向も示した。


また、ザンダンシャタル首相は、国連砂漠化対処条約第17回締約国会議(COP17)を2026年にウランバートル市で開催することを強調し、気候変動への適応、水資源の確保、土地劣化の抑制に向けた包括的な解決策を模索することを目的とする同会議に、SCO加盟国の代表団の積極的な参加を呼びかけた。