トルガ選手とビャムバドルジ選手が銀メダルを獲得

社会
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2024-04-16 09:21:22

(ウランバートル市、2024年4月16日、国営モンツァメ通信社)キルギスのビシュケク市で、フリースタイルと選抜レスリングの成年人のアジア選手権が開催された。

同大会では、モンゴルからフリースタイルと選抜種類で男女26名の選手が出場している。大会初日、選手5名が出場し、男子65㌔級でT.トルガ功労選手が銀メダルを獲得した。これで、アジア選手権のダブル銀メダリストとなった。トルガ選手は、1回戦で日本の小野政之助選手を破り、次に北朝鮮の選手を3対0で破り、グランドファイナルではインドのロヒット選手を10対0で破って決勝進出を果たした。

同選手は、金メダルのための試合で、イランの有名なラフマン・アミュザド・ハリラ世界チャンピオン金、銀、銅メダリスト選手に2対1で敗れた。同選手らは、アジア大会で3回対戦したが、そのうちモンゴルの選手は2回負けた。トルガ選手がハリラ選手に負けたのは、2回ともアジアチャンピオン決勝戦で、ハリラ選手を破ったのは、アジア大会決勝戦で、金メダル表彰台に立ち、国歌を斉唱したことである。

トルガ選手は「トレーニングは十分であったが、決勝戦で思うように頑張れなかった。でもやり方は理解できた。レスニングの初めに小さなミスを犯し、すべてが終わってしまった。モンゴルレスリング代表チームの成功を祈る。長年中断されたオリンピックのメダル獲得に向けて、力を合わせて頑張ろう。私を応援してくれた皆に感謝する。レスニングの恩恵が多い。オリンピックで国旗を掲揚するよう努力する」と述べた。

更に、79㌔級では、E.ビャムバドルジ選手兼国際マスターが金メダルを争う。同選手は、カザフスタンのアザマト・オミルズハノフ選手を破り、次に日本の神谷選手を5対3で破り、準決勝でウズベキスタンのハサノフ選手らをを破り続けたので金メダルを争うことになった。しかし決勝では、イランのムハメド・アシュゲルト選手兼世界チャンピオン銀・銅メダリストに12対2で敗れた。同選手にとっては大陸選手権で獲得された初のメダルである。

ビャンバドルジ選手は「怪我から1年近くレスリングをしなかった。当時は本当に心が苦しくて、レスリングを諦めようとも思った。しかし、今は、自分の成功に励まされている。トルコ大会、アジア選手権という2つの大会で決勝を連続させたことが嬉しい。イランの選手を勝つチャンスがあったのではないかと感じた。次回、チャンスがあったら勝ち抜くため頑張る。たった1つのトリックでかなりのポイントを失ってしまった。恐らく私が負けた失敗はそれだと思う。モンゴルフリースタイルレスリング協会、モンゴル体育スポーツ協会、国家チーム、心理チーム、食糧栄養チームに感謝を申し上げる。また、私を応援してくれた皆に感謝を申し上げる」と述べた。

しかし、57㌔級でZ.ザナバザル選手、70㌔級でTs.チンゾリグ選手、97㌔級でO.バトゾル選手らは来年まで待つことになった。