インドのアーティストによる「心のつながり」展が開幕

カルチャー
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-03-19 14:55:22

(ウランバートル市、2025年3月19日、国営モンツァメ通信社)3月17日に、ザナバザル美術館にて、インドのアーティストであるレヌ・クマル(芸名RK)氏による個展「心のつながり」が開幕した。


RK氏にとって、2022年にモンゴルで開催した初の個展に続く、2回目の個展となる。

同展覧会は、RK氏のキャリア初期の作品が披露されていることが特徴である。



RK氏は「作品の制作を始めてから10年間が経過した。同節目に個展を開催することは、私にとって特別で意義深いことである。更に、過去を振り返りつつ、新たな旅を続ける瞬間を感じている。アート制作を始めた頃、印象派に影響を受け、人間の内面の感情や動きを作品に表現していたが、現在は抽象的な思考、つまりアブストラクトのスタイルで作品を制作している」と述べた。


「心のつながり」展では、印象派とアブストラクトのスタイルで描かれた10点以上の絵画が展示されている。両スタイルを組み合わせた作品もあり、代表作の一つである『控えめなお待ち』では、背景に赤や青など多彩な色を織り交ぜ、手前で恋愛を待つ女性の複雑な感情を巧みに表現している。


RK氏は今後もアブストラクトスタイルでの制作を続けていく意向を示し、「同スタイルにより、作品が単一の意味を表現するだけではなく、鑑賞する人それぞれが異なる視点から感じ取り、理解することが可能になる」と語った。


「心のつながり」展は、今月19日まで開催される。