オルホン氏:融資増額の10%をグリーン融資にするよう取組中!

経済
l.naranzul@montsame.gov.mn
2023-06-15 10:22:49

614日、「グリーン・ファイナンス国際会議」の一環でO.オルホン貿易開発銀行 (TDB)副頭取にインタビューを行った。

 

会議参加者らはグリーン・ファイナンスの増加は環境だけでなく国の社会や経済にとても有益であると述べた。 これに関して、貿易開発銀行はどのように取り組んでいますか。

当行は10年前の2013年から持続可能な金融概念を導入した。最初は国際機関と協力し「環境・社会リスク管理」制度を銀行業務に取り入れた。

それ以来、全国において環境への悪影響を軽減し、それに適応する持続可能な開発目標を達成するよう取り組んだ。主な推進力は資金であり、その資金源は国際機関及び開発組織である。

 

グリーン・ローンはTDB発行融資の何割を占めますか。このような融資種の増加にどのように取り組んでいますか。

現時点で、グリーン・ローンは融資総額の1.6%を占めている。当行は昨年、グリーン・ビジネ・スローン、中小企業向け融資、女性起業家支援融資を導入した。今年は3つの新製品発売に向け取り組んでいる。ただし、当行は種類を増やすことより、アクセシビリティの拡大に重点を置いている。従い、企業は事業運営をグリーン化する必要がある。

 

TDBは過去にどれぐらい資本を調達しましたか。

国内の商業銀行の目的は融資総額の10%をグリーン化することである。一部の銀行が国際市場からグリーン・ボンドを調達したことを聞いただろう。 このペースで続ければ、目標期間より早めに達成できるだとうろ思われる。当行の場合は国内で5000万~25000万米㌦相当のプロジェクトを実施する機会を生み出している。

 

現在、グリーン・ファイナンスは、銀行業界を新段階に引き上げるプロセスになったと解釈してもいいですか。

これは世界的な傾向であり、 さらに、全ての金融機関に対する義務でもある。たとえば、メキシコの銀行が最初にグリーン・ローンの政策を定義する際にモンゴル商業銀行の事例を参考に策定したという。これは、モンゴル銀行業界が世界の潮流に乗り遅れていないことを示すと同時に、リーダーシップを発揮していることを示す。

 

同会議に参加している外国参加者からのアドバイスは何ですか。

2日間に続く同会議はモンゴルの持続可能な融資制度設立の10周年の枠組みで実施されている。この会議は投資フォーラムではなく、グリーン・ファイナンスに関して世界的ににどのような政策措置が取られるのか、政府がどのような効果をもたらすことができるのか、金融機関がどのような新商品を発行できるか、そしてどのような投資形態があるのかといった全体像を議論した。