ミャグマルジャブ氏:年間2万㌧のプラスチック・ゴミをリサイクル可能
経済
(ウランバートル市、2024年2月29日、国営モンツァメ通信社)2月26日、「持続可能な開発におけるビジネスの参加」フォーラムがブルー・スカイ・ホテルで開催された。
モンゴルでは初となる同フォーラムは、在モンゴル英国大使館主催であり、参加者は、持続可能な開発における国際機関の参加、企業組織の貢献、運営の透明性、気候変動、炭素市場について議論した。フォーラムの際、「MCSコカ・コーラ」社が先導し、生産と運営に持続可能な開発目標を導入した経験を共有した。
同社最高経営責任者であるL.ミャグマルジャブ氏はスピーチの中で、「MCSコカ・コーラ」社は社会的責任の一環、生産に使用される全ての飲料ボトルを2030年までにリサイクルする目標を設定し、1700万米㌦を投資していると強調した。関連し、ペットボトルの廃棄物ゼロ・キャンペーンをサプライヤーとともに開始し、国民にはボトルを分別し廃棄することを呼びかけた。
ーーペットボトルを継続的に供給およびリサイクルすることは簡単ではないと思います。同活動にはどのようなメカニズムと技術が使用されていますか?
供給側として、現在首都圏で約2万人が廃棄物収集に携わっている数字がある。1500ヶ所に廃棄物を分別する場所が定期的に稼働している。そこから、原料は3つの大きなセンターに集中され、圧縮・加工工程に移行される。
工場では技術に応じ洗浄、スライス、2~3段階に分け加工され、容器に仕上げられる。このように年間2万㌧のプラスチック廃棄物をリサイクル可能である。
――廃棄物のリサイクルに加え、貴社は、水も再利用します。また、大気汚染の軽減にも貢献しています。具体的には?
過去10年間、当社は持続可能な開発のための方針を策定し、多くの取り組みを行ってきた。その枠で、水の適正利用を目的とし、2009年より生産・事業活動で使用した水の再利用を開始した。同活動に向け投資を計画し、実行してきた。1日当たり2000㌧の水が再利用される。
更に、ガスを利用して技術的に蒸気を生成することで、大気汚染の軽減にも貢献している。その結果、ゲル地区の約1200世帯が燃やす7000㌧の原炭を燃焼中止できたと推定される。3つ目は、ペットボトルを加工し、再利用により、利用習慣の醸成に取り組んでいる。