アジア太平洋地域の輸送・物流保険制度を提案

経済
montsushin@montsame.gov.mn
2024-08-15 11:07:47

(ウランバートル市、2024年8月15日、国営モンツァメ通信社)モンゴルは、アジア太平洋地域諸国間で統一された輸送・物流保険制度の構築を提案した。


S.バトボルド道路交通省国務長官は、8月14日、モンゴル国連常駐調整官ビルで開催された「モンゴルにおける持続可能な電子商取引と交通」をテーマにした国際セミナーでこのことを発表した。


同氏は、「私たちは、アジア太平洋地域の国々の間で統一された輸送・物流保険制度を構築するよう国連の専門機関に提案している。これにより、輸送・物流部門における多くの障害や問題を総合的に解決することが可能となる。発生した問題や課題は、必ずしも政府間の協定によって解決されるわけではない。地域レベルで総合的に検討する必要がある」と述べた。

同セミナーでドライ・ポートが詳細に議論された。イェラバラ・キショア・バブ・アジア・太平洋・東南アジア国際電気通信機関代表は、「モンゴルの情報技術部門の準備状況」をテーマにした発表の中で「ドライ・ポートは内陸発展途上国にとって重要な施設であり、電子機器を備えたドライ・ポートは非​​常に効率的である」と言及した。同氏は、モンゴルのICT発展指数が85.9点から87.0点に改善したと報告した。


D.ドゥルグーン内陸発展途上国国際研究センター事務局長は、「デジタル・ドライ・ポートの開発を歓迎する。近隣諸国や他のパートナー国との協力において輸送と貿易を促進し、経済を多様化する上で役に立つ」と強調した。


N.エンフナサン・モンゴル運輸仲介業者協会理事長は、「モンゴルの運輸部門が直面する問題」をテーマにした発表の中で「内陸国であるモンゴルにとって、ザミーン・ウーデにドライ・ポートを設立することが重要である。専門機関はドライ・ポートの実現可能性調査を実施する準備ができている。輸送・物流部門への民間企業の参加を増加させることが必要である。モンゴルは、輸送と物流の統合企業を有するべき時期が到来した。従って、単一のプラット・フォームを通じてロシア、中国、その他の国々とつながり、協力し、競争することが可能になる。なぜなら、現時点でモンゴルで貿易が発展している一方、輸送・物流が遅れている。しかし、他の国では輸送と物流が貿易よりも進んでいる」と強調した。


同国際セミナーの午後の会議は、電子商取引の発展をテーマに開催された。道路交通省は、輸送や取引における紙の使用を廃止し、デジタル・システムに切り替えたと発表した。デジタル開発・イノベーション・通信省は、イノベーションという新たな構造を設立したと通知した。