ニューヨークで『モンゴル投資フォーラム』開催
経済
(ウランバートル市、2025年4月30日、国営モンツァメ通信社)モンゴルの株式市場の発展を国際的に紹介し、協力関係を拡大することを目的に、「モンゴル投資フォーラム:ニューヨーク2025(Mongolia Investment Forum:New York 2025)」が開催された。
このフォーラムのでは、T.ジャンバージャムツ金融規制委員会(FRC)会長は、「FRCは近年、モンゴル国の株式市場における法制度基盤の強化に注力しており、透明性の確保、投資家の権益保護、市場の発展に特別な重要性を置いている。また、国際基準への適合も進めている。その結果、株式市場の評価額は13兆トゥグルグに達し、昨年と比較して11.8㌫の増加を記録した。このことは、投資家の信頼が高まっていることを示している」と述べ、さらに、「今後、株式市場を拡大し、外国の投資家を引き寄せるために、外国からの直接投資の流入を増加させ、国際規制機関との協力を強化することに注力している。その一環として、今日の活動が行われている」と強調した。
同フォーラムは、モンゴル経済の成長、株式市場の発展、外国投資家との協力を深めることを目的としており、国際金融機関、投資家、政策立案者、民間企業の代表者が参加した。
T.ジャンバージャムツ会長は、外国投資協会(AFI)がワシントンD.C.で開催した官民連携のラウンドテーブルミーティングに参加し、包摂的なグリーンファイナンスを実際の投資へとつなげ、気候変動に強靭な金融システムを構築するための国際的な経験や政策イニシアティブ、規制のアプローチについて意見交換をした。
また、国際通貨基金(IMF)および世界銀行(WB)の春季会合にも出席した。今年の年次総会は「雇用:繁栄への道」をテーマに開催され、途上国で若者の人口が急速に増加している中、すべての若者に尊厳と働きがいのある雇用機会を創出していく方法について、世界の中央銀行の管理、財務・開発大臣、民間セクターの代表、市民社会団体の関係者、学者らが議論を協議した。
FRCは、世界経済の現状や成長見通し、金融の安定性、貧困削減といった国際的な関心事について意見交換が行われたと報告した。また、モンゴルがこの活動に参加したことは、同国の金融市場の発展に向けて国際的な優良事例を導入し、海外からの投資を呼び込み、協力関係を拡大するための重要な一歩となったことも明らかにした。