MIAT、CRJ-700型機を導入

社会
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2025-07-31 09:09:21

(ウランバートル市、2025年7月31日、国営モンツァメ通信社)7月30日、南アフリカ共和国ヨハネスブルグからカナダ・ボンバルディア社製のCRJ-700型旅客機が約1万2265㌔の航路を経てモンゴルに到着した。

MIATモンゴル国営航空は同日、同型機を新たに1機導入し、運航に加えることを発表した。これにより、同社が保有するCRJ-700型機は2機体制となる。

同社は2024年に導入した1機目を「マザーライ(ヒグマ)」と命名し、内モンゴル自治区フフホト線や国内路線で運航してきた。今回新たに加わった機材には「イルベス(ユキヒョウ)」の愛称が付けられ、近距離路線を中心に活用される予定である。

CRJ-700型機は、1時間あたり平均1.5㌧の燃料を消費し、座席1席あたりの燃料消費量は約21.4㍑である。客室は足元のスペースや座席幅に余裕を持たせ、頭上の手荷物収納スペースも拡大するなど、快適性を重視した設計が特徴となっている。

また、先進的な空力設計を採用し、GE製CF34ターボファンエンジンを搭載した。離陸時には最大61.3キロニュートンの推力を発揮する。航続性能の高さと低燃費、温室効果ガス排出量の削減に優れる点が評価され、MIATが掲げる環境配慮型の運航方針にも合致する機材となっている。