カシミヤ産業の投資環境調査を開始
経済
(ウランバートル市、2025年9月2日、国営モンツァメ通信社)世界銀行グループの国際金融公社(IFC)は、モンゴルのカシミヤ産業に関する包括的な調査を開始する準備を整えた。調査の目的は、産業のビジネス環境を明確化し、国内外からの投資を促進するとともに、民間部門の成長を後押しすることにある。
IFCによる調査では、カシミヤ産業の競争力を高め、投資誘致の基盤を築くことが期待される。
調査チームは食糧・農牧業・軽工業省を訪問し、政府の政策方針について関係者から説明を受けた。会合には同省のボロルチョローン政策企画局長らが出席し、産業振興策や取り組みを紹介した。
モンゴルのカシミヤ生産量は年間8500㌧にのぼる。モンゴル産カシミヤは、極めて細い繊維、柔らかさ、耐久性に加え、不純物の少なさや自然放牧によるオーガニック性から、世界最高水準とされている。