ブールルジュート火力発電所の第2ブロックは12月に稼働開始

経済
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2025-06-16 14:27:32

(ウランバートル市、2025年6月16日、国営モンツァメ通信社)12月に、ブールルジュート火力発電所の第2ブロックを稼働させるため、約1000人の技師が作業に当たっている。


ウランバートル市のエネルギー・システムが2023〜2024年の冬季に200MWの電力不足に直面したが、2024年にブールルジュート火力発電所の出力150MWの第1ブロックおよびバガノール区の出力50MWの蓄電池の稼働により補充した。 


ブールルジュート火力発電所は、電力の需要を安定的に満たし、中部地域の統一電力系統に継続的に供給している。現在まで、3億5000万キロワット時の電力を生産し、首都だけでなく中部地域の電力システムに供給してきた。


来たる冬季に電力不足に陥るリスクがあるため、それを補充する上で、出力150MWのブールルジュート火力発電所第2ブロックが重要な役割を果たす。同件は、ウランバートル市が2024年に国内市場で債券を発行し、出力350MWの発電所建設に投資した成果である。更に、ブールルジュート火力発電所の出力300MWの第3・第4ブロックの建設に向けた協議も行われている。


ヒシゲー・ニャムバータル・ウランバートル市長は、同発電所を視察する際に「第3火力発電所で事故が発生し、複数のタービンが損傷した。今年、フンヌ市で、出力300MWの太陽光発電所と出力90MWの蓄電池を組み合わせた再生可能エネルギー・プロジェクトの入札が公告された。モリンギーン・ダワー廃棄物処理場を拠点に、家庭廃棄物と産業廃棄物を焼却して34MWの電力を生産する官民連携プロジェクトの選定が進行中である。また、首都の中央下水処理場の汚泥を焼却して10MWの電力を生産するプロジェクト向けの資金調達も進められている。7月上旬に第5火力発電所プロジェクトの入札選考が完了する」と述べた。


バガノール区で首都が100%出資した蓄電池が稼働中である。