モンゴルと中国の合同国境委員会第6回会合が開催
政治
(ウランバートル市、2025年6月18日、国営モンツァメ通信社)6月10日・11日、ウランバートル市で、モンゴルと中国の合同国境委員会第6回会合が開催された。
モンゴル側代表団は外務省条約・法務局長のJ.ソヨルマー氏が、中国側代表団は中国外交部境界・海洋局の参事官の孙洪量氏が率いて出席した。両国の国境警備機関、税関、国境検問所管理当局、水資源局、林業局、地方自治体の代表らが参加し、政府間協定に基づく様々な課題について協議を行った。
会合で、以下の主要事項について意見交換がなされ、共通の合意に達した:
国境周辺地域における国境管理および法執行分野での協力
第3次モンゴル・中国国境共同検査に向けた準備
森林および牧草地の火災予防対策
国境を流れるヘルレン川およびシャリルジ川に関する課題
5GやAGV(無人搬送車)などを活用したスマート輸送インフラ導入に関する協議
また、以下の国境インフラ整備に関しても議論が行われた:
ビチグト・ズーンハタブチ間の国境検問所における新たな出入通路の設置
ハビルガ・アルハシャート間の道路検問所における貨物輸送ルートの新設
ザミーンウード・エレーン間の経済協力区に設置される越境インフラの国境線通過ポイントの調整
更に、次回となる第7回会合を2026年に中国側で開催することでも合意された。
同会合は、「モンゴル・中国間の国境秩序に関する両国政府間協定」の履行を確保する協力メカニズムの一環として実施されたものである。