モンゴル・ラオス外相による公式会談

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-08-21 11:18:23

(ウランバートル市、2025年8月21日、国営モンツァメ通信社)20日、バトムンフ・バトツェツェグ・モンゴル国外務大臣とトンサワン・ポムヴィハーン・ラオス人民民主共和国外務大臣が公式会談を行った。


冒頭、バトツェツェグ外相より、ラオスがアジア中南米協力フォーラム(FEALAC)の議長国を務め、その運営を成功裏に導いたことに祝意を表すとともに、2025年から2027年にかけて東アジア地域を代表してモンゴルがこの名誉ある議長国の役割を引き継ぐことに対して謝意を示した。トンサワン外相は、ラオス代表団に対する温かい歓迎に心から感謝の意を述べた。


両外相は、モンゴルとラオスの伝統的な友好関係と協力関係を今後さらに発展させていく意向を強調し、貿易、経済分野における実質的な協力の促進について意見を交わした。具体的には、両国の強みを生かした製品をそれぞれの市場に供給すること、特にモンゴルから食肉や肉製品、ラオスからはお米、果物、ベリー類、赤木製品などを相互に供給する方向で協力していくことで一致した。


上記の取り組みの一環として、輸送と物流の整備が重要であることが強調され、ラオスのビエンチャン市と中国の昆明市を結ぶ鉄道を通じて、モンゴルが東南アジア市場へ進出する新たな機会が創出されていることが指摘された。また、両国間で直行便を運航するための法的枠組みが整備されたことも強調された。さらに、両国の観光が盛んな地域や企業間の連携を図り、モンゴルの美しい自然を有する県とラオスのルアンパバーン県やヴァンヴィエン県などにおいて観光プログラムを共同で企画・実施することで合意した。


トンサワン外相は、モンゴルの大学で多くのラオス人学生が質の高い教育を受けていることに言及し、今後もこの協力関係を継続していく意向を表明した。また、モンゴルの無償援助によって設立された「ラオス・モンゴル友好病院」が現在も活動を続けていることを強調し、モンゴルが物資面での支援だけでなく、医師や専門家を派遣するなど人道支援を幅広く実施してことに対して感謝の意を表した。


双方は、国連やその他の国際協力機関の枠組みの中で、今後も協力関係を一層拡大・強化していく意向を改めて表明した。