バトツェツェグ大臣:世界中の女性の声を発信するフォーラムを目指す
政治
(ウランバートル市、2024年8月17日、国営モンツァメ通信社)8月22~23日にウランバートル市で開催される世界女性フォーラムについてバトムンフ・バトツェツェグ国会議員兼外務大臣に話を伺った。
・国際的な女性リーダー、女性政治家、ビジネス・ウーマン、女性社会活動家がウランバートル市に集まり、フォーラムを開催する。同フォーラムをモンゴルで開催する理由は何であろうか。また、どのような意義があるのか。
・モンゴルの対外関係は近年非常に活発に展開されている。モンゴルの外交政策概念の枠内で、モンゴルは対外関係を拡大し、バランスを維持し、世界の各国との友好関係を確立するよう努力している。同目標は順調に達成されている。
モンゴルは、地域のみならず国際的にも男女平等や女性のリーダーシップの観点から積極的に取り組み、国際的に注目を集めている国の一つである。そこで、モンゴルに国際女性を集め、世界問題の解決に貢献し、これらの問題に対してモンゴルが何ができるかを発信することを提案した。国連はモンゴルの提案を歓迎した。
従って、オフナー・フレルスフ大統領の後援の下、国連との協力により「世界女性フォーラム」という非常に責任ある会議をモンゴルで初めて開催する準備を進めている。同フォーラムが女性らしい雰囲気の中で、世界に向けて力強い声を発信することをアピールした重要なフォーラムにすることを目指している。
フォーラムのテーマ「グリーンな未来のために」を、世界的な持続可能な開発目標や気候変動といった人類の問題を解決するための女性の参加とリーダーシップと最良な経験共有の重要な場面にすることを目指している。
・同フォーラムは、6つの支部会議に分かれる。女性のリーダーシップはなぜ重要なのか。モンゴル人のどのような経験を世界の女性と共有したいと考えているか。
・女性は世界人口の51%を占めている。しかし、管理と意思決定への女性の参加は比較的に低い。この問題に対してモンゴルがどのように貢献するのか、私たちにどのような機会があるのか、何を提案し、どのような取り組みを行うのか、それが世界各国にとって興味深いかもしれない。
モンゴルの発展の特徴、偉大な歴史、遊牧文化、世界に奉仕した先祖たちの行為への女性の参加、そして受け継がれてきたモンゴル人女性のリーダーシップが評価され、注目され、意思決定に影響を与える可能性があると考える。
国際活動に参加するモンゴル人女性のリーダーシップが非常に高いことは知られている。また、モンゴルは長期間にわたり女性の権利を保障してきた。どの政権の下でも女性の声は強かった。これは一部の国にとって大きな前進である。今年はモンゴル女性連盟創立100周年にあたる。従って、同フォーラムのタイミングにも意味がある。
フォーラムの参加者は、気候変動、経済的不安定、男女不平等などの課題に対処する目的で自然環境活動、食糧システム、経済、教育、スポーツ、芸術、文化に焦点を当てた6つの支部会議に出席し、会議の成果として作成される最終文書について話し合う。
男女平等を達成している国の統計によると、モンゴルは上位にランクされている。特に、2024年の国会総選挙における女性の参加率は30%と法定された。これが本当の政治的リーダーシップである。その結果、国会議員126名中32名が女性議員となった。