モンゴル、議院内閣制を強化で多様な社会層の平等参加を実現

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-08-02 15:20:12

(ウランバートル市、2025年8月2日、国営モンツァメ通信社)国会報道官は、スイス・ジュネーブ市で開催中の第6回IPU世界議長会議について発表した。


IPUに加盟する84ヵ国の議長と18人の副議長が、国際関係における責任ある行動の推進、民主主義の支援、議会外交の平和と相互理解への促進、国民の声を国連に届けること、そして国際的な約束の実効化について議論している。


アマルバヤスガラン議長は「混迷する世界:全人類の平和、正義及び繁栄に向けた議会間協力及び多国間主義」一般討議に演説を行った。



議長は異なる特質、文化、伝統、慣習、価値観を有する各国が、新たな国際秩序の構築課程において平等に参加し、多角的な柱から成る世界の構築を強調した。



また、平和を重んじる開かれた独立かつ多元的な外交政策とその原則を掲げるモンゴルが、いかなる課題に対しても対話と協調を通じて解決を図る姿勢は、国際社会の平和と安全の強化において重要な意義を持つことを強調した。さらに、世界の平和と安全を確保するうえで議会の関与とリーダーシップが重要であるという観点から、モンゴルは議院内閣制を強化し、社会の多様な層の代表が平等に参加できるよう憲法を改正し、国会議員数を126人に増員、選挙制度に比例代表制を導入したことを紹介した。こうした改革の結果、女性議員の数が32人となり、IPUが掲げる目標に近づいていることを強調した。さらに、2024〜2028年の戦略計画を採択する際には、「人を中心に据え、人権を尊重する」ことを基本理念とした「三つの充実」政策を打ち出しており、その成果として、人権の確保、法の支配の実現、民主的社会の基盤が一層の強化が期待されると述べた。