来年度予算は保健・教育分野に重点
政治
(ウランバートル市、2025年8月18日、国営モンツァメ通信社)来年度予算案に関して、8月1日からの2週間にわたり国民から意見を募集し、その結果を取りまとめた。
意見を提出した国民のうち、99.08%が「E-Mongolia」電子システムを利用した。そのうち49.87%は18〜34歳の若年層であり、来年度予算は保健や教育分野に重点的に配分すべきとの意見が多く寄せられた。また、行政経費の削減や社会福祉分野での支出の見直しを求める声も多かった。
予算法では、「政府は予算審議を国民参加のもと、透明かつ公開の形で実施する」と定められている。このため、ザンダンシャタル首相は2026年度予算案の策定にあたり、法令に基づき国民の参加を確保するよう、閣僚および各予算執行責任者に指示を出した。首相は来年度の国家予算は、「人間開発および教育の促進」に重点を置くとの考えを示している。