徳仁天皇陛下、「モンゴルコーセン」をご訪問

政治
b.dagiimaa@montsame.gov.mn
2025-07-10 14:29:47

(ウランバートル市、2025年7月10日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領の招請により、モンゴルを国賓訪問中の日本の天皇陛下が「モンゴルコーセン」技術カレッジをご訪問した。


徳仁天皇陛下は、同カレッジの機構工学室をご視察し、教員や学生たちと面会し、自由に懇談された。「モンゴルコーセン」技術カレッジは日本の「高専」制度をモデルに技術・工学の教育を提供するとともに、研究や生産分野における「ノウハウ」を導入している。中学校卒業者を対象とし、5年間一貫教育でエンジニアを育成する。



モンゴル国政府と日本の国際協力機構(JICA)が2014年に締結した借款協定に基づいて、教育省は「工学系高等教育支援事業(M-JEED、1000人エンジニア)」プロジェクトを成功裏に実施してきた。このプロジェクトは、モンゴルにとって極めて必要とされる高度な技能を持つエンジニア・技術専門家を育成し、工学教育の質を向上させ、教育者の人材を強化し、教育・研究環境を刷新・改善することを目的としている。同プロジェクトの一環として、学士の共同プログラムで292人、「コーセン(高専)」プログラムで177人、修士で37人、博士で104人、非学位の短期研修で488人、合計で1098人の学生、教員、研究者が日本で教育を受けており、そのうち96%が専門分野に従って就職している。


現在、ウランバートル市に、モンゴル科学技術大学に所属する「テクノロジーカレッジ」、「モンゴルコーセン」技術カレッジ、「新モンゴル」技術カレッジの3つの高専がある。また、ダルハン・オール県、オルホン県、ウムヌゴビ県にも各1校ずつ、計3つの高専が運営されている。