Ulaanbaatar
ドルノゴビ県：「モンゴル式ゲル学習センター」を開設
社会
（ウランバートル市、2025年10月14日、国営モンツァメ通信社）ドルノゴビ県で、伝統的な文化や民族芸術、無形文化遺産の継承に力を注ぐ若者がいる。その一人がドルノゴビ県マンダフ郡出身のオーガンバヤルさんである。
同氏は、師のもとで祝詞や讃歌の朗唱、叙事詩の語りなど、モンゴルの伝統芸術に関する幅広い技を学び、受け継いできた。
伝統文化を後世に伝え、地域の若者にも広めたいとの思いから、オーガンバヤルさんは「モンゴル式ゲル学習センター」を自らの発案で設立した。センターの開設式に、同氏の仲間や友人のほか、ドルノゴビ県「エビーン・エグシグ」長唄サークルのメンバーらが参加し、祝賀の歌や演奏を披露した。
オーガンバヤルさんは「モンゴル式ゲルは、祝詞や讃歌を学び伝えるのに最もふさわしい場所である」と語る。センターで、訪れた人々がモリンホール（馬頭琴）の演奏を学ぶほか、祝詞や讃歌、叙事詩の語りといった伝統芸術にも触れることができる。
