WDSF世界選手権で銅メダルを獲得

スポーツ
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2025-12-15 16:15:11

(ウランバートル市、2025年12月15日、国営モンツァメ通信社)オーストリア・ウィーンで開催された世界ダンススポーツ連盟(WDSF)主催のラテン・フォーメーション部門世界選手権で、モンゴルの「Moon Dance」チームが銅メダルを獲得した。

大会には8ヵ国から13チームが出場。モンゴルから「Moon Dance」と「Star」の2チームが代表として参加し、いずれも準決勝(ベスト6)に進出した。準決勝には、モンゴルとドイツから各2チーム、オーストリアとウクライナから各1チームが名を連ねた。

その結果、O.サランフー氏、O.オユンバト氏の指導のもと出場した「Moon Dance」は、作品「チンギス・ハーン」を披露し、銅メダルに輝いた。演目の音楽編曲および振付は、トン・グレーテン氏が手がけた。

審査員から、「チンギス・ハーン」が色彩や表現、構成の面で欧州勢とは一線を画す独自性を備えていた点が高く評価された。

これについてチームは、「画一的なテーマや振付にとらわれず、民族的な思考や歴史、内面の力を通じて、フォーメーションダンスを新たな次元へ引き上げることを目指した」と説明した。「モンゴルに、固有の歴史や文化、言語、衣装、音、さらには呼吸や視線に至るまで、他にない価値と力がある。それを世界の舞台で表現したかった」と語った。

「チンギス・ハーン」は、モンゴルの伝統文化を現代的な表現で再構築し、歴史を「動き」として描いた作品であり、チームは「世界に向けて『私たちはモンゴルだ』と発信するメッセージでもある」としている。

なお「Moon Dance」は、1週間前にドイツで開催されたスタンダード・フォーメーション部門の世界選手権でも銅メダルを獲得した。