広域経済圏構想「一帯一路」、 バトトルガ大統領が首脳会談へ出席
政治中国・北京で4月25日開幕した広域経済圏構想「一帯一路」国際協力サミット・フォーラム。モンゴルなどを含む150カ国以上が参加し、37カ国が首脳級を派遣。27日の首脳円卓会議で、演説に臨んだハルトマー・バトトルガ大統領は「戦争悲惨を乗り越えた中国は、この70年間で飛躍的な発展を遂げ、世界第2位の経済大国を築き上げた。自ら得た成果に関して他国への共有を図るための「一帯一路」構想を打ち出した(省略)」と述べ、「ネットワークを通しての情報共有が簡単になったため、政治首脳部に対して政治責任と経済対策、貧困対策、経済成長を今まで以上に求められるようになった(省略)」とした。さらに、モンゴルについて「モンゴルは近年、国内インフラ整備を進めており、それなりの成果を収めた。各地方自治体をネットや電力、道路等に接続させており、現在、鉄道敷設事業を加速させている」と語る。大統領は「対外協力を積極的に展開しており、モンゴル・ロシア・中国の3カ国経済回廊に関して一定の合意が得られた」と強調した。大統領は、北東アジア地域電力系統連携を図るための北東アジア・スーパー・グリッド構想を打ち出し、地域協力を呼びかけた。