天然ガス・パイプライン敷設巡り 副首相、露大使と懇談
政治
ウルジーサイハン・エンフトゥブシン副首相は5月5日、ロシアのイスカンデル・アジゾブ大使を政府庁舎にて迎えて懇談した。
両側は、ロシア産天然ガスを中国へ輸送するためのパイプラインをモンゴル経由で敷設する計画に係る経路や組織、専門家養成等について話し合った。
オフナー・フレルスフ首相による昨年12月のロシア訪問で、政府とガスプロム社が相互理解に関する覚書を結んでおり、検討に20年間がかかった天然ガス・パイプライン設置案がやっと動き始めた。その後、3月31日の国家安全保障会議では、当該懸案の専門のワーキング・グループが立ち上げられ、その長にエンフトゥブシン副首相が任命された。
この天然ガス・パイプラインは「シベリアン・パワー2」と称される。年間輸送量は約500億立法㍍である。