Ulaanbaatar
「ホワイト・ゴールド」全国運動の枠で3000億トゥグルグの融資が提供
政治
（ウランバートル市、2025年4月25日、国営モンツァメ通信社）4月22日、B.ダワーダライ・モンゴル国大統領経済政策顧問は「ホワイト・ゴールド」全国運動の目標および実施状況について記者会見を行った。
同氏は「『ホワイト・ゴールド』全国運動は、2024～2028年にかけて実施される。この期間中、カシミヤの完全加工率を20％から40％に引き上げ、生産額を1兆5000億トゥグルグから2兆3000億トゥグルグに、輸出額を3億9800万米㌦から6億9000万米㌦に増加させ、新たに3000以上の雇用を創出する。全国運動の総予算は2兆1900億トゥグルグであり、今年は8000億トゥグルグの融資資金が採択された。今年の2月から、商業銀行10行を通じて、運転資金向けと投資向けの2種類の融資が提供されている。運転資金向け融資に3000億トゥグルグ、投資向け融資に4880億トゥグルグが予算化されており、政府が負担する金利の補助は10％となっている。過去2ヶ月で、83社に3000億トゥグルグの融資が提供された。ハーン銀行、貿易開発銀行、ゴロムト銀行が融資の多くを提供している。融資の提供状況を見ると、カシミヤ業界が同全国運動から提供される機会を効果的に活用しているが、皮革、羊毛の業界で事業を実施する企業は十分に活用できていない。また、ウランバートル市およびその周辺地域のビジネスオーナーが融資を多く受けている一方、地方の住民や自営業者が取り残されている。『ホワイト・ゴールド』全国運動の一つの目標は、上記分野の生産を地方で実施しているビジネスオーナーを同運動に参加させることである」と強調した。
