債券資金を牛乳・乳製品分野に活用
経済
(ウランバートル市、2025年6月24日、国営モンツァメ通信社)今年、アジア開発銀行(ADB)は、トゥグルグ建て債券を2回目として発行し、約1560万米ドルを調達した。
調達した債券資金は、モンゴルの乳製品分野で実施されるプロジェクトに充てられる。具体的には、「APU Dairy LLCによる乳製品のバリューチェーン強化プロジェクト」の一環として、新工場の建設、牛乳の加工および包装能力の増強、生乳収集拠点の設置、運転資金の確保などに充てられる。このプロジェクトは、国内資源による安定的な牛乳供給体制の構築に加え、同分野における女性の生産参加促進も目的としている。
同債券はモンゴル・トゥグルグ建てで、満期6年1カ月、固定利率は10.3%である。ADBが2020年に初めて発行した「ノマド」以来、最大額かつ最長期間のトゥグルグ建て債券となっている。