タジキスタンへの輸出額は13万6000米㌦
経済
(ウランバートル市、2025年7月27日、国営モンツァメ通信社)7月25日、フレルスフ大統領のタジキスタン国賓訪問の一環、「タジキスタン・モンゴル・ビジネスフォーラム」が開催された。
フォーラムの開会式で、S.アマルサイハン・モンゴル国副首相とホキム・ホリクゾダ・タジキスタン第一副首相が開会の辞を述べた。
また、Ch.ダワーバヤル・モンゴル国大統領産業・サービス政策顧問とB.ジャブフラン・プロジェクト調整・市民社会政策顧問が「食糧革命」と「ホワイトゴールド」全国運動について発表を行った。
ダワーバヤル顧問は「同ビジネスフォーラムは、両国の経済協力、貿易拡大、投資促進、ビジネスパートナーの交流や市場開拓を図ることを目的に、国賓訪問の枠で開催されている。タジキスタンは、水力発電を通じて国内の電力需要の大半を賄っている。モンゴルは、水力発電と再生可能エネルギーの発展を目的に、海外からの投資や官民連携を通じて大規模開発プロジェクトを推進している」と述べた。
2024年末時点で、モンゴルとタジキスタン間の貿易額は、合計20万7000米㌦に達している。モンゴルはタジキスタンに合計13万6000米㌦相当の輸出を行い、その大部分である13万2000米㌦が羊肉と山羊肉であった。一方、モンゴルはタジキスタンから7万1000米㌦相当の食品および医薬品を輸入している。
タジキスタンの農業分野は、経済の基盤として重要な役割を果たしており、現在著しい成長を遂げている。
タジキスタンの経済は国有企業を中心に構成されており、登録されている1000社のうち、600社の過半数の株式を政府が保有している。
タジキスタンで、鉱業、エネルギー、通信などの重要産業が政府の管理下にあり、最大手の国有企業10社が、全国有企業資産の97%を保有する。繊維・衣料品産業が発展し、国内需要に応える製品や輸出向け商品の種類が増加している。
同ビジネスフォーラムに二国の150名以上の企業関係者が出席した。商工会議所および企業経営者が覚書に署名し、協力関係を正式にスタートさせた。