ノンバンク金融機関による消費者ローンの債務・収入比率計算方法を決定
経済
(ウランバートル市、2025年5月30日、国営モンツァメ通信社)金融規制委員会(FRC)は会議で、分野の特性に合わせて、ノンバンク金融機関が提供する消費者ローンの債務・収入比率の計算方法を決定した。
同計算法では、個人の収入を算出する際、給与や労働報酬については契約書や証明書で裏付けられた現金収入や定期的な現金収入を対象とする。また、事業収入については、資産の運用や賃貸による収入に加え、小規模な商取引やサービス業からの収入も含めて計算すると定められている。
また、消費者ローンの種類については、生活水準以下の額のローンや教育関連のすべての種類のローンは対象外とし、さらに妊娠中や育児休暇中の人については休暇開始前の6カ月間の収入を計算するなどの調整が盛り込まれており、これにより金融サービスを利用しやすい環境が整えられた。同仕組みによって、債務・収入比率をより的確に算出し、適正な範囲での融資を可能にするとともに、利用者が過剰な借入負担に陥るリスクを軽減する効果が期待されている。