第5火力発電所プロジェクト、市長に契約締結権限付与

社会
b.enkhtuya@montsame.gov.mn
2025-10-17 16:47:33

(ウランバートル市、2025年10月17日、国営モンツァメ通信社)市民議会で、首都ウランバートルに建設される「第5火力発電所」プロジェクトのパートナーシップ契約を市長に締結させる決議が可決された。モンゴルの電力分野で官民パートナ火ーシップとして実施される初の大型プロジェクトであり、歴史的な建設事業として注目される。

同プロジェクトは、首都の電力・熱供給の安定化と大気汚染の低減を目的とする戦略的建設事業で、発電能力は2×150MWである。最新の再循環段階燃焼技術を用い、年間約22億kWhの電力と480万GJの熱量を生産する。また、排ガスフィルターにより飛灰排出を最大99.9%削減可能で、環境にも配慮している。

民間パートナーの選定は、官民パートナーシップ法および閣議の第210決議に基づき段階的に実施する。評価結果に基づき契約交渉を行う作業団を設置し、9月25日に合意に達した。市民議会の権限付与により、プロジェクト実施に向けた条件が整った形となった。

実施過程で1600以上の新規雇用が創出され、稼働後には369の常勤雇用が見込まれる。加えて、技術者育成や国内製造・サービス産業の支援など、多方面にわたる経済効果も期待される。総投資額は6億5860万米㌦で、民間資本が80%、市の予算が20%を段階的に投入する計画である。