国境検問所の道路輸送体制を改善し、石炭輸出を拡大

政治
montsushin@montsame.gov.mn
2025-12-12 16:17:41

(ウランバートル市、2025年12月12日、国営モンツァメ通信社)12月10日の閣議で、ガショーンソハイト国境検問所での道路輸送の改善・最適化や石炭輸出の拡大を目的に、以下の決定が出された。


今年前半に石炭輸出が減少していたものの、政府による輸出拡大措置により、現在1日にガショーンソハイト国境検問所を通過する車両の平均数が約1400台になり、本年1〜11月に輸出された石炭量が4120万㌧に達している。


政府は輸出拡大の一環、2022年の決定第95号および第349号に基づき、同国境検問所でコンテナ輸送の自動運転ターミナルを建設する目的で「スマート・エコ・トランス」社に66㌶の土地使用権を付与した。同社が用途に沿って利用しなかった5.3㌶の区画を国境検問所庁に返還し、当該区画を活用して道路輸送の動線を最適化する措置を講じることが決定された。


また「オユトルゴイ」社の専用道路が午前10時~午後2時の間に銅精鉱輸送に使用され、それ以外の時間帯で稼働しないことを踏まえ、この道路を石炭輸送にも利用できるようにした。従って、1日に当該専用道路を通行する石炭輸送車両数が平均で1500台以上になる見通しである。


上記の措置により、石炭輸送の運用体制改善、国境を通過する車両数の増加、石炭輸出量の拡大などが見込まれている。