第二病院、来年から生体腎移植を開始
政治
(ウランバートル市、2025年12月12日、国営モンツァメ通信社)オフナー・フレルスフ大統領は、10日、第二中央病院および同院の臓器移植センターを視察した。
フレルスフ大統領の支援により、同病院の新臓器移植センターが運営を開始し、内視鏡手術や微小手術、麻酔、検査の最新の機器・設備が整備された。その結果、医師チームは3月以降、内視鏡手術により43~65歳の5名に生体ドナーから肝臓を移植した。また、11名を対象に心臓冠動脈の経皮超音波診断・治療を行い、8名に対して腫瘍凍結療法を実施した。上記に加えて、肝臓、食道、胃、大腸、肺の腫瘍に対し、内視鏡による切除・縫合手術が1000件以上実施された。
同センターの稼働開始により、臓器移植手術の発展、先端技術・機器の定着、医療従事者の育成、他病院の負担軽減に大きく貢献していると、医師らが述べた。
モンゴル人は、外国、特に日本や韓国で4〜5億トゥグルグ、インドやトルコで1億5000万〜3億5000万トゥグルグを支払って肝臓移植を受ける。新センターを短期間で稼働させ、国外で治療を受けるために多額の費用を支払うことなく、母国で世界水準の医療を受ける機会を提供したことに対し、医師や肝臓移植を受けた患者、ならびにそのドナーらは大統領に感謝の意を表した。
第二中央病院の臓器移植センターは、来年から肝臓に加え、腎臓、肺、膵臓、腸の移植も開始する予定である。更に、ロボット手術の導入、脳死ドナーからの肝臓移植も計画している。




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