エルデネバト首相、安倍首相と首脳会談、 両国間「戦略的パートナーシップ」関係をより互恵的に

政治
arvis@montsame.mn
2016-10-24 11:06:34

 12日~15日にかけて、モンゴルのジャルガルトルガ・エルデネバト首相が日本を公式訪問した。首相は就任後初の外遊先として日本国を選び、14日、安倍晋三首相と首脳会談を行った。

 安倍首相は、「就任後初めての外国訪問として、日本にお越しいただいたことを大変うれしく思う。今回の訪問を契機に、さらに両国の関係を協力して発展させていきたい」と迎えた。

 これに対し、エルデネバト首相は「わが国は日本を『第三の隣国』と位置づけており、日本とのパートナーシップ関係を発展させることは、モンゴルの対外政策の最優先方針だ」と応じた。

 両首相は、モンゴルと日本が基本的価値を共有する地域のパートナーであることを改めて確認するとともに、今年6月に発効した日・モンゴル経済連携協定(EPA)を着実に実施して両国の経済貿易関係を深めていくことで一致。また、農業、環境、再生可能エネルギーなど、幅広い分野での協力を進めていくことを確認した。さらに、両首相は、今年7月の首脳会談において、現行の中期行動計画に代わる新たな行動計画を策定することで一致したことを踏まえ、その策定作業を加速化させ、モンゴルと日本の「戦略的パートナーシップ」関係をより互恵的なものに発展させていくことで一致した。会談後、両首脳は記者会見に出席し、首脳会談について

報告した。安倍首相は「日本は対モンゴル関係を重視しており。私自身の3度目のモンゴル訪問はその証です。本日の会談ではエルデネバト首相と大変有意義な意見交換を行いました」と語った。一方、エルデネバト首相は「本日の会談で、両国関係を促進させ、政治、経済、文化、教育、人道といったあらゆる分野での協力強化で一致しました。我々は現行の中期行動計画に代わる新たな行動計画を策定することで一致し、その策定作業を加速化させ,両国間の戦略的パートナーシップ関係をより互恵的なものに発展させていくことで一致しました」と語った。

Comments