国内コーヒー市場、年々拡大傾向
経済
近年、モンゴルでは、「バーガーキング」「KFC」といった欧米生まれのファストフード・チェーンの外食産業が著しい成長を遂げている。その一角を果たすのは、コーヒー・チェーン店だ。年間売上も好調し、年々店舗数も増えている。
「コーヒー・ベネ」、「トム・アンド・トマス」といった外資系コーヒー・ショップは、2013年から市場進出をしており、年々売上も増加傾向にある。「コーヒー・ベネ・モンゴリア」が発表した17年度最終決算は、売上が10~12%増の増収を示した。コーヒー・ベネは、17年度に事業を拡大し、新たに4件の新規店舗を開業。フランチャイズ・チェーンは13店舗がある。モンゴル国内コーヒー市場は、食文化の多様化に伴うコーヒーの浸透などで、消費量も年々拡大。関税当局の統計資料によると、昨年のコーヒー豆の輸入総量は前年より3.4倍増えたという。輸入コーヒー豆はコロンビア産、エチオピア産、インドネシア産、ブラジル産が多い。